2014年7月1日火曜日

CMでウナシリーズ最強処方が登場というのを見ました。

ウナシリーズは虫刺されや湿疹に使う塗り薬にシリーズで、

これの最強ということで、

使用目的は、

ノミ、ダニ、クラゲ、ムカデ、毛虫なんかの強烈ん虫刺されをターゲットにしています。

このノミやダニなんかの手強い虫刺されをターゲットとした商品には、

ムヒアルファEXがよく知られています。

今回はそれに対向する形の処方になっているんだけど、

違いはあるのでしょうか?

ムヒアルファEX

有効成分(100g中)
吉草酸酢酸プレドニゾロン(PVA) 0.15g
塩酸ジフェンヒドラミン 1.0g
l-メントール 3.5g
dl-カンフル1.0g
イソプロピルメチルフェノール 0.1g

ウナコーワエース

有効成分(100g中)
吉草酸酢酸プレドニゾロン(PVA) 0.15g
リドカイン 1.5g
塩酸ジフェンヒドラミン 1.0g
l-メントール 3.5g
dl-カンフル1.0g

一番の有効成分は吉草酸酢酸プレドニゾロン(PVA)でいわゆる副腎皮質ステロイドホルモンである。

これが、炎症やかゆみに強力に作用する。

ステロイドはランクがあって吉草酸酢酸プレドニゾロン(PVA)はどれくらいのらんくなのだろうか?

吉草酸酢酸プレドニゾロン(PVA)は医療用の薬で言うと、

リドメックス軟膏リドメックスクリームに使用されている成分だ。

ステロイドは強さごとに5段階にランク分けされていて、

このリドメックスは下から2番目のミディアムランクのステロイドだ。

リンデロンVG軟膏がストロングランクだからその下のランクだ。

さらに、

リドメックスは0.3%吉草酸酢酸プレドニゾロン(PVA)軟膏だから、

このウナやムヒはこれの半分の濃度の塗り薬だ。

つまり、

ステロイドの薬としてはそんなに強いということはない

つぎに、

共通して入っているものとして、

塩酸ジフェンヒドラミンがある。これは抗ヒスタミン剤といって、

アレルギーの症状を抑える効果がある。

ヒスタミンは痒みや蕁麻疹の原因になるので、そのかゆみ原因物質のはたらきをブロックし、かゆみの元をおさえます。

病院の薬でいうと、レスタミンコーワクリームに使われている薬だ。

ステロイドを使いたくない時の痒み止めとしてよく使用されている。

l-メントールd-カンフルも共通して入っているが、

これは清涼剤だからなんてことはない、スースーさせることで痒みをごまかしてくれる。

さて、

一番の違いは、リドカインだ。

ウナの方にだけリドカインが含まれている。リドカインは局所麻酔薬なので、

痛みに効果があるんだけど、痛みとかゆみって似たようなものだから、痒みにも効果があるんだ。

局所麻酔作用によって、かゆみの伝わりを止めかゆみを感じにくくしてくれます。

また局所麻酔薬は即効性があります。

このリドカインが入っている分、ウナのほう効きそうな気がします。

あとから発売したのだから、ちょっと差を付けないと売れないからね。

2014年6月12日木曜日

ビオチンというのは、いわゆるビタミンHです。

ビタミンHなんてあんまり聞きなれないですよね。

ビタミンB郡の一種で、体内で糖分、脂肪、蛋白の代謝にかかわっています。

とくに皮膚への症状に効果があり、

①肌の潤いを保つ役割をするコラーゲンの合成を助ける。
②脂肪酸の代謝を促進して炎症性物質の産生を抑える。
③アミノ酸代謝を促進して皮膚を丈夫にする。

病院でも処方されており、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症 、急性・慢性湿疹、ニキビ

などに使用されています。

よく使うビオチンの使い方として、

ビオチン療法という使い方があります。

ビオチン療法という大層な呼び方ですが、

実際は、

ビオチン + 整腸剤 + ビタミンC

3種類の医薬品とサプリメントの同時摂取のことです。

この3種類を毎日朝と晩で1日2回服用します。

なぜ整腸剤を一緒に服用するかというと、

天然のビオチンは腸内細菌によって作られ、そのまま腸から吸収されています。

腸内細菌のバランスがわるく悪玉菌が多いとビオチンは悪玉菌によって壊されたり、吸収を阻害されてします。

ビオチンの効き目を高めるため整腸剤の併用が効果的なのです。

ビタミンC(アスコルビン酸)を一緒に摂取するのはビタミンCはビオチンの効果を助けてくれます。

またビタミンC自身の効果として、コラーゲン合成を促進したり、皮膚のターンオーバーを正常化してくれます。

具体的には、

1日量として、
ビオチン 10mg
ミヤリサン錠 12錠
ビタミンC 600mg




整腸剤と記載したが、ビフィズス菌製剤よりも、酪酸菌製剤の方がビオチンの吸収を高めるとされており、

市販薬として酪酸菌製剤として、一般的なものとしてミヤリサン錠があげられます。

病院では、ミヤリサン錠と同じ成分のミヤBMがよく使用されているようです。

ビオチンはビタミンB群の一種で、水溶性のビタミン剤なので過剰摂取の心配はなく、長期に服用しても安全なものになります。

またビタミンCや整腸剤も長期に服用しても問題なく、副作用の心配もほとんどないものになります。

2014年6月8日日曜日

ビオチンはいわゆるビタミンHです。

人では腸内細菌が作り出すビタミンで、通常は不足をすることがないんだけど、

抗生剤の服用なんかで、腸内細菌叢のバランスが崩れると不足することがある。

不足すると、皮膚炎、湿疹、ニキビ、結膜炎になることがある。

サプリメントや医薬品なんかでもビタミンHは発売されており、

アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、掌蹠膿疱症につかわれることがある。

もし病気でこまっていているのであれば医師に相談して処方してもらうこともできるが、

最近ではサプリメントにも高用量でビタミンHは配合されているので、

診察料を考慮すると、サプリメントで購入した方が割安である。




病院で処方されるビオチン散2%フソー

効能効果
急・慢性湿疹,小児湿疹,接触皮膚炎,脂漏性湿疹,尋常性ざ瘡

用法用量
ビオチンとして通常成人1日0.5~2mg(ビオチン散0.2%として0.25~1g)を1~3回に分割経口投与する。

医薬品のビオチン散は添付文書を見る限りでは、

1日最高服用量は2×3回で6mgです。

対して、

サプリメントでは1粒5mgを1日1~2回なので、こちらの方が高用量なのである。

また月に1000円程度なのでコストパフォーマンスもよい。

ビオチンの効能効果
ビオチンは、抗炎症物質を生成する事によってアレルギー症状を緩和する作用がある。
また、ビオチンはタンパク質の生成にも関係し、皮膚を作る細胞を活性化させ、老廃物の排泄を促し、皮膚の機能を正常に保つ働きもある。皮膚疾患で代表的なアトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症の治療にもビオチンが使われることがある。
ビオチンにはコラーゲンやセラミド(細胞間脂質)などの生合成を高める働きがあり、骨などに炎症や変形をともなう病気の治癒を促す。wikipediaより

ビオチンは掌蹠膿疱症に効果がある?

医療用のビオチンは掌蹠膿疱症に適用がないのだが、医療現場ではよく使用されている。

掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏の皮が水ぶくれみたいになり皮膚がはがれたりする。

治療には最強ランクのステロイド外用やビタミンD軟膏が使用されるんだけど、

劇的に効くというわけではなく、やめるとまた戻ってしまうことが多い。

なにより、ストロンゲストのステロイドを長期に使用することには抵抗がある。

それで、最近注目されたのがこのビタミンHだ。皮膚炎全般に効果があるんだけど、

とくに掌蹠膿疱症によく効く。ネットでも検索すればビオチン療法なんて言葉がでてきます。

また、基本的にはビタミン剤と同じなので、副作用はほとんどありません。

水溶性ビタミンなので多く取っても尿中に排泄されてしまいます。

そのぶん、毎日摂取しないとあまり効果がありません。

2014年6月1日日曜日

ハイボン錠は、ビタミンB2製剤で、有効成分リボフラビン(ビタミンB2)です。

リボフラビンは糖分、脂質、たん白質の代謝に関与し、

皮膚や粘膜を正常にたもつ働きがあります。

不足すると、口内炎や皮膚炎の原因になります。

ビタミンB2は美容や美白目的で使用されることもあり、

皮膚科の病院では、

ニキビの治療なんかにも使用されます。

ビタミンB2は脂質の代謝に関与するので、

余分な皮脂を分解する働きを助けてニキビをできにくくするわけだ。もうできてしまったニキビを治療にはビタミンB2だけでは不十分かもしれませんが、

ニキビができないように予防する予防目的であれば十分に効果は期待できます。

ハイボン錠20mg
1日3回服用で、1日3錠飲むのが一般的な使い方です。

リボフラビンは水溶性のビタミン剤だから多く服用しても尿にとけてでていってしまいます。

過剰症は報告がなく、1日の摂取量の数百倍の量を摂取しても無害であったという報告があるくらいです。

あと、

ビタミンB2を摂取すると尿の色が黄色くなります。これは尿にとけでたリボフラビンの色なので害はありません。

オロナミンCやリポDを服用した時に尿の色が黄色くなるのはこのビタミンB2のせいです。

これと同じ市販薬やサプリメントはないのでしょうか?

実は様々なサプリメントに含有されています。

美容サプリだけでなく、疲労回復のサプリにも使用されています。

一番有名なものだとチョコラBBの主役はこのリボフラビンだと思います。
パッケージが、肌あれ、ニキ、口内炎ってなってますよね?

まさに、リボフラビンの効能ですね。

他にも、

眼精疲労にもリボフラビンはいいとされているのでキューピーコーワとかにも入っていますね。

少し言及したけど、

オロナミンCやリポDなんかにも入っていますね。

いろいろなものに入っているんだけど、

含有量はけっこうまちまちで、

チョコラBBは高容量で配合されているようですね。

2014年5月29日木曜日

タバコを吸う人はビタミンCが不足するというのは有名な話である。

タバコの有害物質を解毒するために消費されているとされていて、

具体的には、

タバコを1本吸うごとにビタミンCは20-40mg消費されるといわれています。

ビタミンCの成人1日当たり摂取量として、厚生労働省が推奨している量は100mgであることから推察するに、

この1本20-40mgという消費量がいかに多いかがうかがえる。

喫煙者は、肌の老化が早いといわれているが、これはビタミンCの不足が一因にある。

ビタミンCはコラーゲンの合成を促進して、弾力のある肌を保つ働きがある。

また、

強い抗酸化作用があり活性酸素やフリーラジカルといった体を老化させる原因物質を還元して除去してくれる。

ビタミンCは容易にサプリメントで摂取することができるので、

喫煙者は積極的に摂取するといいだろう。

美白目的で使用するのであれば、1日ビタミンC1200mgくらいの摂取が必要であるが、

喫煙者に関しては、この倍の量が必要になる。

たとえば、1日20本吸うヘビースモーカーなら、

タバコだけでも、ビタミンCは400~800mgは消費されている。

食事の摂取だけではまったく足りない状態なのである。

サプリメントだと1日含有量ビタミンC2000mgが最高なので、

喫煙者なら、2000mg積極的に摂るといいだろう。

喫煙者が風邪をひきやすいのは、煙がのどを刺激して炎症を起こすっていうのもあるんだけど、
ビタミンC不足も要因にある。

ビタミンCは白血球などの免疫細胞を活性化して、免疫力を高めてくれる。

だから、ビタミンC不足は免疫力の低下にもつながるのだ。

一番はタバコを吸わないことだけど、

やめらない人がいるのが現実です。

だったらその実害を少しでも軽減するためにもビタミンCは有効である。

2014年5月20日火曜日

ハイチオールCは市販薬としてドラッグストアで売られていますね。

おもに美白効果を期待してシミそばかすの改善に使用します。

実はハイチオールはドラッグストアだけでなく病院でも処方されるお薬なんです。

市販薬の名前はハイチオールCだけど、病院で使う薬の名前はハイチオール錠という薬でほとんど同じ名前のものが使用されています。

中身はおなじLシステインなのですが医療用のハイチオール錠は医師の処方箋がないと購入することはできません。

この医療用のハイチオール錠の説明書を詳しくみてみます。

ハイチオール錠の医薬品添付文書より
効能・効果
①湿疹、蕁麻疹、薬疹、中毒疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑
②放射線障害による白血球減少症。

用法・用量
湿疹、蕁麻疹、薬疹、中毒疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑に対しては、
L-システインとして1回80mgを1日2~3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
ハイチオールの有効成分は、L-システインです。

L-システインはアミノ酸の一種でもともと体内にあるものです。皮膚や髪の毛や爪などにも多く存在して体の内側から代謝を助ける働きがあります。

病院の医師がハイチオールを処方するときは、上記の効能・効果の範囲で使用しないと健康保険を使用して薬を処方することはできません。

効能効果にシミやそばかすは入ってないですね?

これは、シミやそばかすが病気ではないからです。だから、美白目的で使用する場合は本来であれば健康保険を使用することはできず、自由診療(自費)で処方してもらうべきものになります。でも、ハイチオールを保険で処方する医師は意外と多いです。

保険で使用するということは医師は湿疹や蕁麻疹という病名で使用します。

逆に、市販薬は健康保険の範囲なんて気にしなくてもいいので肌の美白やしみやそばかすに思う存分使えるのです。

アマゾンや楽天でも簡単に購入できます。

ちなみに、医療用のハイチオールは解毒薬というカテゴリーに分類されています。

なぜ解毒薬として使用できるのかというと、L-システインは体の中で解毒を助けるとされているSH酵素を活性化してくれるからです。

SH酵素は解毒以外にも皮膚の代謝を高めるので解毒薬としてだけでなく皮膚トラブルにも使用することができます。

また皮膚トラブル以外にも、解毒薬の応用でL-システインは二日酔いにも効き目があります。

病院では二日酔いにL-システインが処方されることはまずないけど、市販のハイチオールのパッケージには「二日酔いに」とハッキリと記載されています。

二日酔いの原因はアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドが気持ち悪さの原因なのですが、L-システインは、このアセトアルデヒドを直接分解したり、分解酵素を活性化して分解を促進してくれる働きがあります。

アセトアルデヒドの分解を助けるので、直接気持ち悪いのを治すわけではありません。

できればアルコールをのむ前に服用しておくと原因物質アセトアルデヒドが分解されるので二日酔いになりにくくなります。

さて一番使用頻度が高いのが美白目的ですが、なぜ美白に効き目があるのでしょうか?

これも前述しているSH酵素の活性化のおかげです。

SH酵素を活性化すると皮膚の代謝が促進されます。皮膚は次々と新しい皮膚が作られるんだけど、サイクルがありだいたい42日間で皮膚は新しいものにとってかわります。

このサイクルが乱れるとシミやそばかすや肌荒れの原因になるので、このサイクルを正常化してくことで様々な肌トラブルを改善してくれます。

それにくわえて、ビタミンCと協力してコラーゲン生成を助ける働きもあるのでキメの細かい肌にしてくれます。

シミに効くっていわれているのは、皮膚のターンオーバーを促進するので溜まったメラニンを古い角質と一緒に剥がしとってくれるからです。

市販のハイチオールCと病院のハイチオール錠のL-システインの含有量は同じである。

市販薬のハイチオールCにはL-システインの他にも美白を助けるビタミンCやパントテン酸カルシウムが配合されているため、

より美白目的には適しているといえるます。最近ではよりシミに効果が出るようにプレミアム版なんてのも発売されています。

2014年5月8日木曜日

皮膚科を受診した時に、よく処方されるシナールやトランサミンってなんでしょうか?

病院で処方されるときは、

火傷、傷、しみ、肝斑なんかで処方されます。

火傷や傷に直接効果があるわけではなく、

色素沈着を抑えてくれるので、火傷や傷跡を目立たなくすることが目的です。

処方例
シナール錠 3錠
トランサミン錠(250) 3錠
毎食後 30日分

こんな感じが多いんじゃないかな?

まず、

シナール錠ですが、

これはいわゆるビタミンCです。

ビタミンCは美白のビタミンとして有名でシミの原因になる、

メラニンが作り出されたり、蓄積するのを防いでくれます。

また活性酸素を除去して老化を防いでくれるとも言われています。

ちなみに、

シナールの添付文書上の効能効果は、
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦等),炎症後の色素沈着
なお,効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
添付文書の効能効果っていうのは、

医薬品の保険適用の範囲を示していまする。

皮膚科で治療だと、炎症後の色素沈着ってのが該当する。

これがシミにも効果がるわけだ。

シミは病気とはされていないので、シミ自体には保険が適用されないのだか、

病院の医師によっては別の病名として薬をだしてくれる場合があります。

ただし、

最期の行に「効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない」との文言があることから、

長くても半年くらいが目処になるだろう。

この期間を過ぎると保険が効かなくなる。

トランサミン
これがシミ(肝斑)の治療でもっとも効果的とされている薬剤です。

これに比べたらビタミンCの方はおまけみたいなものです。

抗プラスミン薬という薬で、

トランサミンカプセルの添付文書上の効能効果は、
・全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向
・局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血
・湿疹及びその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹
・扁桃炎、咽喉頭炎
・口内炎における口内痛及び口内粘膜アフター 不思議な薬で色んな症状に効果があります。

止血剤としてつかったり、消炎剤としてつかったり、蕁麻疹の薬として使ったりと用途は様々です。

どれも効き目は抗プラスミン作用が関与していて、劇的に効くというものではないが、古くから使われている薬で、

安全性も確立しており、長期に服用しても安心な薬剤ではある。

抗プラスミン作用というのは、プラスミンの阻害作用のことをいい、プラスミンはメラノサイト活性化因子と呼ばれており、

メラノサイトが活性化すると、シミの原因であるメラニンが生成されるのでその働きを抑えることでシミに効果が期待できるわけだ。

トラネキサム酸は安全性が高いとされていることから、医師の処方がなくても市販薬として、

ドラッグストアなどのレジで購入することができる。

今現在、

トラネキサム酸のシミ目的で使用されている薬はトランシーノだけである。

最近は、トランシーノからトランシーノⅡに切り替わったみたいで、

1日の成分量は同じで、1日2回の服用で済むようになったので簡便になりました。


トラネキサム酸 750mg
L-システイン 240mg
アスコルビン酸(ビタミンC) 300mg
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 6mg
パントテン酸カルシウム 24mg
内容を病院の医薬品名になおしてみると、

トランサミン錠+ハイチオール錠+シナール錠+ピドキサール錠なので、医療用美白成分オンパレードですね。

いちおう、

肝斑以外のシミには、

臨床データを取得しなかったので肝斑専用品ってことになっているけど、

傷跡処方としてよく使用される内容なので、普通のシミにも効きそうな気がする(テキトー)。

2014年5月6日火曜日

ビタミンCはサプリメントでもたくさん販売されていますね。

これって病院でもらうビタミンCと違うのでしょうか?

美容専門の皮膚科に行くと病院で医療用の医薬品であるシナールやハイシーを自費で販売してくれるところがあります。

シナールやハイシーは病気の治療でつかうときは、医師が処方箋で出してくれるから健康保険を利用して3割負担でもらうことができます。

でも美容(美白)目的で使用するとき話は別です。

そもそも病気の治療ではないため国が一部を負担する健康保険は使用することはできません。

当然ながら自費になります。

医療用医薬品の値段は国が決めた薬価というものがベースになりますが、自費の場合は自由診療なので薬の値段も自由に設定することができます。クリニック内で販売してもらう時には自由価格が設定されています。

ただ、もし処方箋で薬を処方してもらって薬局で薬をだしてもらう場合は薬局は薬価を使用するので、これを参考にしてみたいと思います。

ちなみに、薬価とは別に医師の診察代と薬局の処方代を請求されるので、これらもも考慮しなくてはならない。

シナール配合錠:1錠6.4円
つまり、100錠1箱で、640円

ハイシー顆粒:1g6.2円
つまり、100gで、620円

激安でしょ?

でもこれに診察代2000円、処方代1000円が加算されるとして美容クリニックで自費処方箋を出してもらった場合は、

シナール配合錠を1箱で、3640円

ハイシー顆粒100gで、3620円

これくらいが予想されます。

診察なしで、病院で薬だけ売ってくれるところもあるようなので、処方代は請求されるにしろ病院で直販売の方が薬局の手数料が取られないぶん安い。

病院が直で、自費で販売するときは自由価格になるので病院次第ではあるが1箱1000円くらいのとこが多いみたいです。

このように直販売するところは美容外科や美容クリニックをうたっているところに多い。

また、普通の皮膚科でも薬をお願いすれば出してくれるところはあります。これは、美容目的というわけではなく、あくまでも治療目的ということでの使用です。

これだと、健康保険がきくので圧倒的に安い。

ただ、治療として認めてくれるかどうかは医師の考えによります。必ずしもお願いした薬をだしてくれるとは限らない。最近では、国の方も無駄なビタミン剤の使用を制限すべくビタミン剤の保険請求を厳しくしています。

保険でビタミン剤を処方してもらう時にはあまり長期日数での処方は期待できません。もし長期で服用したいなら自費もしくは市販薬をつかいましょう。

治療で処方箋をだしてくれるのであれば、これが一番安い

さっきのシナール配合錠が1箱で3640円だったけど、これが保険で3割になるわけだから1000円で済みます。

市販のビタミンCと医療用のビタミンCに互いはあるのか?


シナールやハイシーの有効成分はビタミンCなわけですが、このビタミンC(アスコルビン酸)というのは単純な構造をしていているので、人工的に作ったものと天然のものは全く同じ構造で、効き目に違いはないとされています

病院で処方されている、シナール配合錠やハイシー顆粒も人工的に精製されたアスコルビン酸が使用されていてます。

これらはサプリメントのアスコルビン酸となんら違いはありません。

別に、医療用だからといって、必ずしもすぐれているというわけでもないのでビタミンCであれば、同様の量のアスコルビン酸を摂取すれば、効き目は同じものと考えられます。

また一番有名な医療用ビタミンCのシナール錠にいたっては、販売製造している塩野義製薬が同じ商標名で同等のものを販売しています。

塩野義製薬がシナールEXという大衆薬を販売しているのでアマゾンや楽天なんかで簡単に同等のものが手に入ります。

違いは、医療用のシナールに加えて、美白に効果の高いビタミンEやビタミンB2も配合されている。
より効き目が高いといえます。

市販薬であってもビタミンCの1日の摂取量は上限である2000㎎まで摂取できるので医療用シナール錠10錠分に匹敵する量です。

2014年5月4日日曜日

サプリメントのビタミンCってさまざまなものが売っていますが、一口にビタミンCっていてもいくつか種類があります。

その種類によって、効き目や価格が違ってくるので、たくさんの種類が売られているビタミンCの中で自分にあったものを探すときの目安になります。

ビタミンCは、栄養素としての名前なんだけど、成分名でいうとアスコルビン酸ってのがビタミンCの正体です。

実は、このビタミンCでひとくくりにしていますがサプリメントの成分を比べてみるとアスコルビン酸にもいくつか種類があることがわかります。

まず3種類あり、

・アスコルビン酸ナトリウム
・アスコルビン酸カルシウム
・アスコルビン酸(原末)


アスコルビン酸ナトリウム


いわゆるアスコルビン酸塩というもので、アスコルビン酸にナトリウムが結合した構造になっている。

ナトリウム塩を構成することで、構造的に安定し、水にも溶けやすいのが特徴です。

合成も容易であることから一番安価に購入することができます。

やたらと安いサプリメントはこのアスコルビン酸ナトリウムが使用されています。

名前からも想像がつく通りナトリウムが結合しているので、ビタミンCを摂取すると同時にナトリウムも摂取することになる。

ナトリウムの代表的なものといったら食塩がありますが、食塩って高血圧や動脈硬化の原因になるから人によっては摂取を制限したりしますよね?

ナトリウムを摂取することは、食塩を摂取することと、ほぼ同義であることから、このアスコルビン酸ナトリウムは食塩制限している人には使いづらいわけです。

どのくらいのナトリウムが含まれているのでしょうか?

アスコルビン酸ナトリウムの分子量は198です。そのうちのナトリウムの分子量は23です。

ビタミンCを積極的に摂取するのであれば、1日2000㎎摂取します。

アスコルビン酸ナトリウム:2000mgにたいして、その中にナトリウムは、230mg含まれます

230mgのナトリウムは食塩当量で0.64gになる。

成人男性の食塩は1日9gが目安。

制限している人だと6gくらいが目安。

6gを考えると食事以外で0.64gだと1日量の1/10をサプリメントだけで摂取してしまうのでこれは考慮したほうがいいだろう。

逆に、健常な人であれば0.64g程度であればさほど気にするほどの量ではない。

価格が安いので、こちらを選ぶメリットは十分にある。


アスコルビン酸カルシウム


アスコルビン酸のカルシウム塩です。ナトリウムの代わりにカルシウムで置換してあるので、高血圧の方であってもナトリウムの摂取を気にすることなく使えます。

ビタミンCと一緒にカルシウムも摂取できるので一石二鳥です。

価格はアスコルビン酸ナトリウムよりはすこしだけ高いが、それでも比較的安価です。

一応、カルシウムも1日の摂取上限が決まっているので、考慮したほうがいい。

カルシウムの摂取の上限量は2500mg/日とされていて、

アスコルビン酸カルシウム2000mgに、カルシウムは約200mgくらい含まれています。

何も薬を服用していない健常な人であればこの上限量を超えることはまずないのであまり気にしなくてもいい。

むしろカルシウムも摂れて一石二鳥である。

気をつけないといけないのが、ビタミンDやカルシウムを治療薬として使用している人です。

ビタミンDは骨粗しょう症の治療にもちいられ、カルシウムの吸収を高める効果がある、それに加えて医薬品としてカルシウムが処方されている人もいる。

ビタミンCだから大丈夫といって服用してしまうと高カルシウム血症のリスクが高まる。

高カルシウム血症は腎臓を傷めたり、飲多尿、元気消失、嘔吐、便秘、衰弱などを示す。意外と怖い病気です。

アスコルビン酸原末


これが一番純粋なビタミンCです。

値段も一番高いです。

アスコルビン酸は酸性を示す物質です。酸性物質はお酢を想像すればわかると思うが、酸っぱい。

ナトリウム塩やカルシウム塩になるとpHがあがるから酸っぱさはマイルドになる。

ということで、一番純粋なアスコルビン酸が一番酸っぱい。

ナトリウムやカルシウムが入っていないので相互作用やナトリウム摂取を気にしなくていい。

医師の処方箋で使用されるビタミンCはアスコルビン酸を使用しています。

たとえば、シナール錠、ハイシー顆粒なんてのアスコルビン酸ですね。

治療で、ナトリウムやカルシウムを考慮するなんてめんどくさいことしなくて済むからです。

これすごくないですか?原末200gですよ。だいたい2000円くらいです。1日の目安が2gです。原末なので2gつまり2000㎎ですね。

1袋で100日もつ計算になりますよね。原末が一番高いはずだけど大袋でまとめ買いしたらこれが一番やすいです。

まとめ
どれもビタミンCとしての効き目は同じなので、

あとは、食塩を気にするのか?カルシウムをとりたいのか?値段が安いほうがいいのか?

を考慮して決めるといいだろう。

2014年4月29日火曜日

ビタミンCはビタミンの中でもいちばん身近なもので、

美白、しみ、ソバカス、風邪予防のもくてきで多くのサプリメントが発売されている。

また多くの食品にも添加されていますね。

実は、ビタミンCはサプリメントだけでなく医師が処方箋で、

治療の一環とし使用することもあります。

処方箋で出されるくらいだから、医薬品のビタミンCはサプリメントよりも強力なのでしょうか?

処方箋でよく使用されるビタミンCの代表的なものとして、

シナール配合錠シナール配合顆粒があります。

含有成分は、

1錠中または1g中に、

アスコルビン酸200mg
パントテン酸カルシウム3mg


このアスコルビン酸がいわゆるビタミンCのことです。

処方箋でのよく使う使い方は、

1回1錠(1g)を毎食後に服用なので、1日3錠を服用します。

つまり、1日アスコルビン酸600mgになります。

この量は多いのでしょうか?

サプリメントでよく見る摂取帯は、

1日1000mg~1500mgだから、600mgだとこれに比べるとずいぶん少ない量になります。

ビタミンCは、美白目的や風邪の予防を期待するのであれば、

2000mgくらいの積極的な摂取が必要とされています。

たとえば、

シナール配合錠と同じ、塩野義製薬が発売している市販用のシナール(シナールEX)があります。

同じ塩野義製薬がだしているのに、

1日量が2000mgとたくさん入っています。

病院のビタミンCの方は、量が多くてよく効くし、保険が効くから安い」なんて思っている方は多いが、実はそんなことないんです。

シナールだけだとなんだからもう一種類有名な処方箋薬として、ハイシー顆粒というメジャーな処方薬があります。

ハイシー顆粒

1g中に、
アスコルビン酸 250mg

これも毎食後に1包ずつってのがよく見る使い方だから、

1日750mgだ。ちなみに、ハイシー顆粒は、医薬品添付文書に1日0.2~8gと記載されているので、

最高で、ビタミンCを2000mgまで服用できる。

医師が1日量を決定して処方してくれるので、

積極的に摂取したい人は、8gでお願いするといいだろう。

ちなみに、

病院で薬をもらうときはふつうは保険が適用になるのだが、

美白目的で使用するときは、病気で使用するわけではないので、

自費での処方になる診察代と薬の処方代を考えると、

決して安くない。

しかし、保険でビタミンCを治療目的で使用することもある。

皮膚科でよく使う目的としては、

炎症後の色素沈着の予防だ。

怪我をしたり掻き壊した皮膚は、傷が治るにつれて色素沈着っていって、皮膚が黒ずむことがある。

これの予防(治療)には保険が適用されるので、

受診してビタミンCをもらうのもいいかもしれない。

これなら市販薬を買うよりも安くつくだろう。

2014年3月6日木曜日

妊娠中には、葉酸が不足するから葉酸を進んで摂取するように、

いわれてるけど、摂取を推奨するなら病院で薬をだせばいいじゃんと思います。


実際、医薬品に葉酸あります。商品名:フォリアミン。

ということで、フォリアミン錠とサプリメント比べてみてわかったのですが、サプリメントと医薬品で含有量が全然違います。

さらに用途も全然違います。

葉酸の推定平均必要量は1日に200μgだそうです。

で、上限量は1000μgです。

妊娠を希望している人や妊娠初期の人は、通常の必要量に加えて、更に、400μg摂取するといいと言われています。

妊娠中に葉酸が欠乏すると、生まれてくる赤ちゃんが先天性の病気(神経管閉鎖障害)になる可能性が高くなっちゃうんだって。

だから、妊娠中は葉酸を摂取しろということなのですが、

なぜ薬を処方してくれないのでしょうか?

妊婦健診のついでに出してくれたらラクなのにとおいます。

それは、妊娠が病気じゃないからなんです。妊婦健診も保険効かないでしょ?あれも同じ考えで、妊娠は病位じゃないからです。

いくら必要であっても治療目的の投薬じゃないと健康保険って使えないんです。

葉酸の補給目的は、先天性異常の予防だから、病気の治療じゃないですよね?

だから、必要ならサプリメントを購入しましょうってこと。ビタミンCやビタミンB2やB6とかも医薬品あるけど美白目的では保険で出してもらえません。同じです。

サプリメントを自分で買おうねってこと。


ちなみに、医薬品にも葉酸の錠剤があって商品名で言うとフォリアミン錠っていいます。

フォリアミン錠は1錠あたり5000μgの葉酸を含んでいます。

サプリメントだと1粒100μgくらいだから、それに比べると高容量ですよね。

フォリアミン錠は、再生不良性貧血や顆粒球減少症の治療に用いられます。

再生不良性貧血、顆粒球減少症には、普段の必要量に比べるて高容量で治療が必要になります。

葉酸の上限量は1000μgって言われているから医薬品1錠で軽く超えてしまうんだけど病気の治療だから、医師の指導のもと一時的に高容量で使うことは問題ないわけだ。

2014年2月25日火曜日

ノコギリヤシは、のこぎりの様なギザギザした葉っぱをもつヤシ科の植物です。

日本ではサプリメントしかないけど、

海外では、

しっかりと効果が認められていて、

医薬品として使用している国もあるくらい。


ノコギリヤシは、男性に人気の高いサプリメントで、

男性の頻尿、尿漏れ、薄毛なんかに効果があるといわれていて、


なぜ男性限定なのかというと、

ノコギリヤシは男性ホルモンに関与するからだそうです。

男性の排尿障害、頻尿、尿漏れには、男性特有の器官である前立腺肥が関与します。

前立腺は加齢とともに大きくなっていき、

大きくなりすぎた前立腺は尿道を圧迫して尿をでにくくします。

1回の排尿で全ての尿ができらないので、ちょこちょこトイレに行かないといけないという頻尿におちいります。


この前立腺が大きくなることに、男性ホルモンが関与していると言われて、

ノコギリヤシは男性ホルモンの働きを抑えると言われてます。

もっと具体的に言うと、男性ホルモンを活発にする酵素(5-α還元酵素)の働きを阻害します。

前立腺肥大を改善することで、頻尿症状に効果があるわけです。


薄毛の方もおんなじです。

男性の薄毛は男性ホルモンが関与していて、5-α還元酵素を阻害することで薄毛の予防に効果があると言われています。

実は、この5-α還元酵素を阻害する薬は、日本でも医薬品として普通につかわれていて、

その代表的な薬が、

AGA(男性型脱毛症)の薬です。

また前立腺肥大症専用の5-α還元酵素阻害薬もあります。


ノコギリヤシは効果がありそうといっても、カテゴリーはサプリメントなので、医学的な根拠は不十分です。

その点、

AGAの薬は医者が処方する薬なので間違いないですね。

AGAの薬で日本で発売されている医薬品といえばプロペシアです。

前立腺肥大症の薬はアボルブカプセルが該当します。

アボルブは前立腺肥大症と診察されて必要であれば医師が処方してくれるのだが、自分からお願いするような薬ではありません。

プロペシアは自由診療で処方される自費の薬なので、薄毛の治療がしたいといえばだいたいは処方してくれます。