ビタミンCはビタミンの中でもいちばん身近なもので、
美白、しみ、ソバカス、風邪予防のもくてきで多くのサプリメントが発売されている。
また多くの食品にも添加されていますね。
実は、ビタミンCはサプリメントだけでなく医師が処方箋で、
治療の一環とし使用することもあります。
処方箋で出されるくらいだから、医薬品のビタミンCはサプリメントよりも強力なのでしょうか?
処方箋でよく使用されるビタミンCの代表的なものとして、
シナール配合錠とシナール配合顆粒があります。
含有成分は、
1錠中または1g中に、
アスコルビン酸200mg
パントテン酸カルシウム3mg
このアスコルビン酸がいわゆるビタミンCのことです。
処方箋でのよく使う使い方は、
1回1錠(1g)を毎食後に服用なので、1日3錠を服用します。
つまり、1日アスコルビン酸600mgになります。
この量は多いのでしょうか?
サプリメントでよく見る摂取帯は、
1日1000mg~1500mgだから、600mgだとこれに比べるとずいぶん少ない量になります。
ビタミンCは、美白目的や風邪の予防を期待するのであれば、
2000mgくらいの積極的な摂取が必要とされています。
たとえば、
シナール配合錠と同じ、塩野義製薬が発売している市販用のシナール(シナールEX)があります。
同じ塩野義製薬がだしているのに、
1日量が2000mgとたくさん入っています。
「病院のビタミンCの方は、量が多くてよく効くし、保険が効くから安い」なんて思っている方は多いが、実はそんなことないんです。
シナールだけだとなんだからもう一種類有名な処方箋薬として、ハイシー顆粒というメジャーな処方薬があります。
ハイシー顆粒
1g中に、
アスコルビン酸 250mg
これも毎食後に1包ずつってのがよく見る使い方だから、
1日750mgだ。ちなみに、ハイシー顆粒は、医薬品添付文書に1日0.2~8gと記載されているので、
最高で、ビタミンCを2000mgまで服用できる。
医師が1日量を決定して処方してくれるので、
積極的に摂取したい人は、8gでお願いするといいだろう。
ちなみに、
病院で薬をもらうときはふつうは保険が適用になるのだが、
美白目的で使用するときは、病気で使用するわけではないので、
自費での処方になる診察代と薬の処方代を考えると、
決して安くない。
しかし、保険でビタミンCを治療目的で使用することもある。
皮膚科でよく使う目的としては、
炎症後の色素沈着の予防だ。
怪我をしたり掻き壊した皮膚は、傷が治るにつれて色素沈着っていって、皮膚が黒ずむことがある。
これの予防(治療)には保険が適用されるので、
受診してビタミンCをもらうのもいいかもしれない。
これなら市販薬を買うよりも安くつくだろう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 コメント:
コメントを投稿