これって病院でもらうビタミンCと違うのでしょうか?
美容専門の皮膚科に行くと病院で医療用の医薬品であるシナールやハイシーを自費で販売してくれるところがあります。
シナールやハイシーは病気の治療でつかうときは、医師が処方箋で出してくれるから健康保険を利用して3割負担でもらうことができます。
でも美容(美白)目的で使用するとき話は別です。
そもそも病気の治療ではないため国が一部を負担する健康保険は使用することはできません。
当然ながら自費になります。
医療用医薬品の値段は国が決めた薬価というものがベースになりますが、自費の場合は自由診療なので薬の値段も自由に設定することができます。クリニック内で販売してもらう時には自由価格が設定されています。
ただ、もし処方箋で薬を処方してもらって薬局で薬をだしてもらう場合は薬局は薬価を使用するので、これを参考にしてみたいと思います。
ちなみに、薬価とは別に医師の診察代と薬局の処方代を請求されるので、これらもも考慮しなくてはならない。
シナール配合錠:1錠6.4円
つまり、100錠1箱で、640円
ハイシー顆粒:1g6.2円
つまり、100gで、620円
激安でしょ?
でもこれに診察代2000円、処方代1000円が加算されるとして美容クリニックで自費処方箋を出してもらった場合は、
シナール配合錠を1箱で、3640円
ハイシー顆粒100gで、3620円
これくらいが予想されます。
診察なしで、病院で薬だけ売ってくれるところもあるようなので、処方代は請求されるにしろ病院で直販売の方が薬局の手数料が取られないぶん安い。
病院が直で、自費で販売するときは自由価格になるので病院次第ではあるが1箱1000円くらいのとこが多いみたいです。
このように直販売するところは美容外科や美容クリニックをうたっているところに多い。
また、普通の皮膚科でも薬をお願いすれば出してくれるところはあります。これは、美容目的というわけではなく、あくまでも治療目的ということでの使用です。
これだと、健康保険がきくので圧倒的に安い。
ただ、治療として認めてくれるかどうかは医師の考えによります。必ずしもお願いした薬をだしてくれるとは限らない。最近では、国の方も無駄なビタミン剤の使用を制限すべくビタミン剤の保険請求を厳しくしています。
保険でビタミン剤を処方してもらう時にはあまり長期日数での処方は期待できません。もし長期で服用したいなら自費もしくは市販薬をつかいましょう。
治療で処方箋をだしてくれるのであれば、これが一番安い。
さっきのシナール配合錠が1箱で3640円だったけど、これが保険で3割になるわけだから1000円で済みます。
市販のビタミンCと医療用のビタミンCに互いはあるのか?
シナールやハイシーの有効成分はビタミンCなわけですが、このビタミンC(アスコルビン酸)というのは単純な構造をしていているので、人工的に作ったものと天然のものは全く同じ構造で、効き目に違いはないとされています。
病院で処方されている、シナール配合錠やハイシー顆粒も人工的に精製されたアスコルビン酸が使用されていてます。
これらはサプリメントのアスコルビン酸となんら違いはありません。
別に、医療用だからといって、必ずしもすぐれているというわけでもないのでビタミンCであれば、同様の量のアスコルビン酸を摂取すれば、効き目は同じものと考えられます。
また一番有名な医療用ビタミンCのシナール錠にいたっては、販売製造している塩野義製薬が同じ商標名で同等のものを販売しています。
塩野義製薬がシナールEXという大衆薬を販売しているのでアマゾンや楽天なんかで簡単に同等のものが手に入ります。
違いは、医療用のシナールに加えて、美白に効果の高いビタミンEやビタミンB2も配合されている。
より効き目が高いといえます。
市販薬であってもビタミンCの1日の摂取量は上限である2000㎎まで摂取できるので医療用シナール錠10錠分に匹敵する量です。
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