2014年6月12日木曜日

ビオチンというのは、いわゆるビタミンHです。

ビタミンHなんてあんまり聞きなれないですよね。

ビタミンB郡の一種で、体内で糖分、脂肪、蛋白の代謝にかかわっています。

とくに皮膚への症状に効果があり、

①肌の潤いを保つ役割をするコラーゲンの合成を助ける。
②脂肪酸の代謝を促進して炎症性物質の産生を抑える。
③アミノ酸代謝を促進して皮膚を丈夫にする。

病院でも処方されており、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症 、急性・慢性湿疹、ニキビ

などに使用されています。

よく使うビオチンの使い方として、

ビオチン療法という使い方があります。

ビオチン療法という大層な呼び方ですが、

実際は、

ビオチン + 整腸剤 + ビタミンC

3種類の医薬品とサプリメントの同時摂取のことです。

この3種類を毎日朝と晩で1日2回服用します。

なぜ整腸剤を一緒に服用するかというと、

天然のビオチンは腸内細菌によって作られ、そのまま腸から吸収されています。

腸内細菌のバランスがわるく悪玉菌が多いとビオチンは悪玉菌によって壊されたり、吸収を阻害されてします。

ビオチンの効き目を高めるため整腸剤の併用が効果的なのです。

ビタミンC(アスコルビン酸)を一緒に摂取するのはビタミンCはビオチンの効果を助けてくれます。

またビタミンC自身の効果として、コラーゲン合成を促進したり、皮膚のターンオーバーを正常化してくれます。

具体的には、

1日量として、
ビオチン 10mg
ミヤリサン錠 12錠
ビタミンC 600mg




整腸剤と記載したが、ビフィズス菌製剤よりも、酪酸菌製剤の方がビオチンの吸収を高めるとされており、

市販薬として酪酸菌製剤として、一般的なものとしてミヤリサン錠があげられます。

病院では、ミヤリサン錠と同じ成分のミヤBMがよく使用されているようです。

ビオチンはビタミンB群の一種で、水溶性のビタミン剤なので過剰摂取の心配はなく、長期に服用しても安全なものになります。

またビタミンCや整腸剤も長期に服用しても問題なく、副作用の心配もほとんどないものになります。

2014年6月8日日曜日

ビオチンはいわゆるビタミンHです。

人では腸内細菌が作り出すビタミンで、通常は不足をすることがないんだけど、

抗生剤の服用なんかで、腸内細菌叢のバランスが崩れると不足することがある。

不足すると、皮膚炎、湿疹、ニキビ、結膜炎になることがある。

サプリメントや医薬品なんかでもビタミンHは発売されており、

アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、掌蹠膿疱症につかわれることがある。

もし病気でこまっていているのであれば医師に相談して処方してもらうこともできるが、

最近ではサプリメントにも高用量でビタミンHは配合されているので、

診察料を考慮すると、サプリメントで購入した方が割安である。




病院で処方されるビオチン散2%フソー

効能効果
急・慢性湿疹,小児湿疹,接触皮膚炎,脂漏性湿疹,尋常性ざ瘡

用法用量
ビオチンとして通常成人1日0.5~2mg(ビオチン散0.2%として0.25~1g)を1~3回に分割経口投与する。

医薬品のビオチン散は添付文書を見る限りでは、

1日最高服用量は2×3回で6mgです。

対して、

サプリメントでは1粒5mgを1日1~2回なので、こちらの方が高用量なのである。

また月に1000円程度なのでコストパフォーマンスもよい。

ビオチンの効能効果
ビオチンは、抗炎症物質を生成する事によってアレルギー症状を緩和する作用がある。
また、ビオチンはタンパク質の生成にも関係し、皮膚を作る細胞を活性化させ、老廃物の排泄を促し、皮膚の機能を正常に保つ働きもある。皮膚疾患で代表的なアトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症の治療にもビオチンが使われることがある。
ビオチンにはコラーゲンやセラミド(細胞間脂質)などの生合成を高める働きがあり、骨などに炎症や変形をともなう病気の治癒を促す。wikipediaより

ビオチンは掌蹠膿疱症に効果がある?

医療用のビオチンは掌蹠膿疱症に適用がないのだが、医療現場ではよく使用されている。

掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏の皮が水ぶくれみたいになり皮膚がはがれたりする。

治療には最強ランクのステロイド外用やビタミンD軟膏が使用されるんだけど、

劇的に効くというわけではなく、やめるとまた戻ってしまうことが多い。

なにより、ストロンゲストのステロイドを長期に使用することには抵抗がある。

それで、最近注目されたのがこのビタミンHだ。皮膚炎全般に効果があるんだけど、

とくに掌蹠膿疱症によく効く。ネットでも検索すればビオチン療法なんて言葉がでてきます。

また、基本的にはビタミン剤と同じなので、副作用はほとんどありません。

水溶性ビタミンなので多く取っても尿中に排泄されてしまいます。

そのぶん、毎日摂取しないとあまり効果がありません。

2014年6月1日日曜日

ハイボン錠は、ビタミンB2製剤で、有効成分リボフラビン(ビタミンB2)です。

リボフラビンは糖分、脂質、たん白質の代謝に関与し、

皮膚や粘膜を正常にたもつ働きがあります。

不足すると、口内炎や皮膚炎の原因になります。

ビタミンB2は美容や美白目的で使用されることもあり、

皮膚科の病院では、

ニキビの治療なんかにも使用されます。

ビタミンB2は脂質の代謝に関与するので、

余分な皮脂を分解する働きを助けてニキビをできにくくするわけだ。もうできてしまったニキビを治療にはビタミンB2だけでは不十分かもしれませんが、

ニキビができないように予防する予防目的であれば十分に効果は期待できます。

ハイボン錠20mg
1日3回服用で、1日3錠飲むのが一般的な使い方です。

リボフラビンは水溶性のビタミン剤だから多く服用しても尿にとけてでていってしまいます。

過剰症は報告がなく、1日の摂取量の数百倍の量を摂取しても無害であったという報告があるくらいです。

あと、

ビタミンB2を摂取すると尿の色が黄色くなります。これは尿にとけでたリボフラビンの色なので害はありません。

オロナミンCやリポDを服用した時に尿の色が黄色くなるのはこのビタミンB2のせいです。

これと同じ市販薬やサプリメントはないのでしょうか?

実は様々なサプリメントに含有されています。

美容サプリだけでなく、疲労回復のサプリにも使用されています。

一番有名なものだとチョコラBBの主役はこのリボフラビンだと思います。
パッケージが、肌あれ、ニキ、口内炎ってなってますよね?

まさに、リボフラビンの効能ですね。

他にも、

眼精疲労にもリボフラビンはいいとされているのでキューピーコーワとかにも入っていますね。

少し言及したけど、

オロナミンCやリポDなんかにも入っていますね。

いろいろなものに入っているんだけど、

含有量はけっこうまちまちで、

チョコラBBは高容量で配合されているようですね。