2014年4月29日火曜日

ビタミンCはビタミンの中でもいちばん身近なもので、

美白、しみ、ソバカス、風邪予防のもくてきで多くのサプリメントが発売されている。

また多くの食品にも添加されていますね。

実は、ビタミンCはサプリメントだけでなく医師が処方箋で、

治療の一環とし使用することもあります。

処方箋で出されるくらいだから、医薬品のビタミンCはサプリメントよりも強力なのでしょうか?

処方箋でよく使用されるビタミンCの代表的なものとして、

シナール配合錠シナール配合顆粒があります。

含有成分は、

1錠中または1g中に、

アスコルビン酸200mg
パントテン酸カルシウム3mg


このアスコルビン酸がいわゆるビタミンCのことです。

処方箋でのよく使う使い方は、

1回1錠(1g)を毎食後に服用なので、1日3錠を服用します。

つまり、1日アスコルビン酸600mgになります。

この量は多いのでしょうか?

サプリメントでよく見る摂取帯は、

1日1000mg~1500mgだから、600mgだとこれに比べるとずいぶん少ない量になります。

ビタミンCは、美白目的や風邪の予防を期待するのであれば、

2000mgくらいの積極的な摂取が必要とされています。

たとえば、

シナール配合錠と同じ、塩野義製薬が発売している市販用のシナール(シナールEX)があります。

同じ塩野義製薬がだしているのに、

1日量が2000mgとたくさん入っています。

病院のビタミンCの方は、量が多くてよく効くし、保険が効くから安い」なんて思っている方は多いが、実はそんなことないんです。

シナールだけだとなんだからもう一種類有名な処方箋薬として、ハイシー顆粒というメジャーな処方薬があります。

ハイシー顆粒

1g中に、
アスコルビン酸 250mg

これも毎食後に1包ずつってのがよく見る使い方だから、

1日750mgだ。ちなみに、ハイシー顆粒は、医薬品添付文書に1日0.2~8gと記載されているので、

最高で、ビタミンCを2000mgまで服用できる。

医師が1日量を決定して処方してくれるので、

積極的に摂取したい人は、8gでお願いするといいだろう。

ちなみに、

病院で薬をもらうときはふつうは保険が適用になるのだが、

美白目的で使用するときは、病気で使用するわけではないので、

自費での処方になる診察代と薬の処方代を考えると、

決して安くない。

しかし、保険でビタミンCを治療目的で使用することもある。

皮膚科でよく使う目的としては、

炎症後の色素沈着の予防だ。

怪我をしたり掻き壊した皮膚は、傷が治るにつれて色素沈着っていって、皮膚が黒ずむことがある。

これの予防(治療)には保険が適用されるので、

受診してビタミンCをもらうのもいいかもしれない。

これなら市販薬を買うよりも安くつくだろう。